【裏話・小話】明るい気持ちになるために…

こんにちは!

 

メンタルやられてから少しでも明るい気持ちになれればと思い、面白い話を考えて書いてみようかと思い始めてみたいと思います。

…本業は銀行員なので、そのあたりの小話を。

 

銀行のカウンターの内側にあるデスク配列の謎

 銀行の店舗レイアウトというと、入り口を入るとロビーとカウンターがあり、その向こうに行員の事務スペースがあるというのが一般的だろう。

 そしてその事務机は3列に並んでいてすべてカウンターのほうを向いている。実はこのならびにはちゃんとした意味があるのです。

 よく銀行員は1円でも勘定が合わなければ自宅に帰れないといわれるように、顧客のお金を預かる仕事がゆえに書類が複雑で確認事項も多い。

 そこで、カウンターを担当するテラー(窓口係)が処理した書類を後方の事務員がダブルチェック、トリプルチェックをしているのだ。

 人間なのだから必ずミスは起きる。だからこそこのチェック体制だといえるのだろう。しかしもしかしたら今後数年のうちにこのような店舗レイアウトは様変わりするかもしれない。なぜならキャッシュレス化の波が日本にも押し寄せているからだ。

 2017年の時点で、日本は世界の先進国と比べて支払いに現金を使用する人が多く、決済全体の65%は現金での決済である。

 一方、アメリカは20%程度、世界でももっともキャッシュレス化が進んでいるスウェーデンでは数%程度といわれていて、電子マネーやカードでの支払が一般的になっている。「現金お断り」の店も増えているくらいだ。

 この流れは日本に到達するのも時間の問題で、一部のコンビニではスマホのアプリで入店し、セルフで会計をする無人店舗も設立しだしている。

 そうなってくると、わざわざ銀行に行って現金を下ろす必要はなくなり、銀行でやりとりされている現金の量も劇的に減ることになる。限られた人数で店舗を運営していくことができるようになるのだ。

 今後は銀行そのものの劇的な変化によって、大きな時代の転換を目の当たりにするこになるのかもしれません。